国際協力機構(JICA)はこのほど、7月10日にコートジボワール政府との間で「日本・コートジボワール友好交差点改善計画」を対象として、50億3800万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したと発表した。
コートジボワールは1990年代後半からの政治的・軍事的危機の間、道路インフラの新規投資や維持管理が十分に行われず、道路網の大部分の舗装が未整備となっている。一方で2011年の内戦終結後から、急速な経済成長を遂げており、自動車登録台数が増加、同国最大都市のAbidjanでは交通渋滞が問題となっているという。
中でもAbidjanから東西および南北に繋がる国際回廊上に位置し、Abidjanの中心部とAbidjan港とを結ぶ幹線道路上に位置する交差点の交通量は、1日あたり約12.5万台日に達しているが、同交差点は信号処理式ラウンドアバウトとなっているため、ピーク時には走行速度が10km以下となり、同交差点の渋滞が円滑な人の移動や物流の阻害要因の一つとなっている。
こうした状況を改善するため同事業では、同交差点を立体交差化して交通容量の増強を図るもので、これにより、交差点の通過に要する時間は最大4割短縮されるとしている。また、都市内交通の渋滞緩和に加えて、対象交差点を通過して東西および南北に伸びる国際回廊を通じた物流円滑化への貢献も期待される。画像は交差点の完成予想図。