福岡市港湾局は7月27日、博多港港湾計画の改訂原案を発表した。今後10〜15年程度の将来に向けた港湾整備や管理運営の指針となるもので、決定すれば2001年7月以来の港湾計画改訂となる。
原案は8月7日から9月6日までのパブリックコメントを経て、12月までに改定計画の最終案が策定され、議会報告後に2016年1月の地方港湾審議会、同3月の中央における交通政策審議会港湾分科会を経ての正式決定をめざす。
原案では博多港の役割として、「豊かな暮らしや雇用創出に貢献し、アジア・世界のゲートウェー機能を高め、わが国の成長を牽引していくための、“活力と存在感に満ちた『日本の対アジア拠点港』”をめざす」との方針に沿って、整備や機能強化を進めるとしている。
原案の策定にあたり福岡市港湾局は、2025年ごろの国際コンテナ取扱個数を、2014年実績である91万TEUの4割増に相当する130万TEUに設定し、受容力の拡大に向けた整備を推進する。
具体策としては、コンテナ貨物の増加や船舶の大型化への対応として、既存計画にあるアイランドシティコンテナターミナル(ICCT)の大水深化(15m水深)や耐震強化岸壁の整備推進に加え、ICCTのコンテナヤード拡張、香椎パークポートでの物流拠点化区域の拡張などを盛り込んだ。
また国際・国内RoRoターミナルの機能強化として、箱崎ふ頭での水深10m岸壁1バースの整備と耐震強化を図るほか、自動車輸出拠点の形成としてICCTの隣接バースの12mへの増深や2バース化を実施する。