日本通運はこのほど、現地法人の日通国際物流(中国)有限公司が、中国国内の小口混載トラック輸送サービス「零担特快」を11月20日から大幅にリニューアルした、と発表した。
従来の発地である上海に加えて、蘇州での受託を追加するとともに、配送スピードを重視した「特快便」とコストを重視した「一般便」に商品区分を分けることで、多様な輸送ニーズに対応していく。
零担特快便は、上海/蘇州で受託して、武漢/広州/天津/北京/深圳/東莞の各都市へサービスを提供しており、上海→北京・広州間を最速38時間、上海→武漢間を19時間、蘇州→広州間を44時間でドア・ツー・ドア輸送を行い、時間指定も可能となっている。
一方、零担一般便は上海受けのルート1が、広州/天津/北京/深圳/東莞へ配送を行い、新設された蘇州受けのルート2は、鄭州/武漢/広州/西安/重慶/成都へサービスを実施している。スピードよりもコストを重視しており、特快便の15〜20%程度の割安運賃に設定されている。
また、専用システムを導入して、貨物の追跡管理、出荷オーダー処理、KPI管理を実施していく。
さらに、日通が11月16日からサービス開始した「中欧間鉄道輸送サービス」に武漢で接続することで、欧州各地への配送が可能となっている。また、重慶を経由して昆明へ転送することで、同社の「南北回廊(昆明〜タイ)輸送サービス」に接続して、マレーシア、シンガポールなど南アジアへの輸送もできるなど、クロスボーダー輸送との接続も行う。
日通の零担特快は、中国国内主要都市に展開する自社拠点を活用した運行管理により、従来サービスでは配達遵守率99%以上(2014年度実績)を達成している。万一のイレギュラー発生時には、各都市の自社スタッフがカスタマーサービスを行うなど、万全なサポート体制を敷いている。