中国・国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)は12月29日、招商局集団(China Merchants Group)がSinotrans & CSC Groupを吸収合併して子会社にすると発表した。
両グループはそれぞれ多くの傘下企業を擁するが国営企業。海運事業では両社のタンカー、バルカー運航事業を統合することにより、事業の効率化および規模拡大の効果を図る。
招商局集団は金融、不動産開発、ターミナル事業のほか傘下の招商局能源運輸がタンカーを主体に、LNG船、バルカーなど1200万D/Wトンのフリートを保有して海運事業を行っている。
一方、Sinotrans & CSC Groupは中国最大手の総合物流企業としてフォワーディング事業を展開しており、海運事業では傘下のSinotrans Shippingがバルカー主体に800万D/Wトンの船隊を運航するほか、タンカー船社や内航船社も擁している。定航分野ではSinotrans Shipping傘下のSinotrans Container Linesがコンテナ船社として、日中航路をはじめアジア域内を主体にサービスを実施中。
今回の合併により、招商局集団はタンカー船隊130隻、バルカー110隻規模を運航するほか、コンテナ船社、最大手の総合物流企業となる。そのほかにも、多くの重複事業分野で、統合によるシナジー効果が期待されている。