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内航最大の548TEU型コンテナ船“なとり”を博多港が歓迎
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内航最大の548TEU型コンテナ船“なとり”を博多港が歓迎

 井本商運が東京〜神戸〜門司/博多間の内航コンテナ航路“海コン便”に投入した540TEU型新造船なとり(左写真)の就航歓迎式典が、1月16日に博多港で行われた。当日は井本商運の井本隆之社長や港運・代理店関係者のほか、荷主として同船を利用する船社関係者なども訪船(右写真)、福岡市港湾局の石原 洋理事が内航コンテナ船としては最大船型となる新造船の就航を歓迎し、船長に記念盾や博多織テーブルクロスなどを贈呈した。
 なとりは昨2015年12月に旭洋造船(下関)で竣工した全長134m×全幅21m×全高9.2m(ドラフト6m)のサイズで、総トン数は7390トン。主機には川崎MAN B&W 7S35MC7.1(阪神内燃機工業)が採用された。また、風圧抵抗を少なくするための特徴的な球状船首をコンテナ船として世界で初めて採用し、ブリッジと居住区を船首部に配しことで良好な視界を確保して荷役/積み付けの効率化が図られている。新たな革新技術の導入された新造船として、経産省と国交省が公募した平成25年度「革新的省エネ型海上輸送システム実証事業」として建造されたもの。
 井本商運の“海コン便”は「東京(水)〜神戸(金)〜門司(土)〜博多(土)〜神戸(月)〜東京(水)」とラウンドする定曜日ウイークリー・サービス。

Last Update : 2016/01/19