来日したパナマのLuis Miguel Hincapié外務副大臣一行が1月13日、日本船主協会(JSA)を訪問し、工藤泰三会長をはじめとするJSA首脳と面談した。
面談で、Hincapié副大臣が「パナマ運河の新閘門の供用開始は、予定の2016年4月より後にずれ込む見込みである」と説明したのに対し、JSA側は「大型船の通航が可能となる新閘門を、できるだけ早期に運用開始してほしい」と伝えた。
また、JSAが「パナマ運河新通航料体系・料金は16年4月1日からの適用開始とされているが、 新体系適用により既存閘門の通航船の一部は、通航料が上昇する」として、新閘門の実際の運用開始日まで適用を延期することを求めたのに対して、副大臣は「パナマ運河庁(ACP)にJSAの要望を伝え、検討するよう促したい」 と応えた。写真は工藤会長(左)とHincapié外務副大臣(右)。