大型のオープンハッチ型在来船を世界各地に配船しているGearbulkは、日本から韓国・台湾経由オーストラリア向けの定期航路において、2月から富山新港積みの集荷を開始する。
Gearbulkはオーストラリア/ニュージーランド積みの極東向け配船(月間2便)のうち1便を復航でも定期化している。これまで日本で横浜/名古屋/大阪積みの輸出貨物を集荷しており、新たに日本海側の富山新港積みを開始する。富山代理店は伏木海陸運送(株)が務める。
同配船は日本積み荷後に韓国の釜山/仁川と台湾の高雄を経由して、東豪州のBrisbane/Newcastle/Geelong/Adelaide/Portlandへ向かうが、経由港の韓国/台湾向けも集荷する。重量物/長尺物/かさ高貨物を主要ターゲットに取り扱いを行う。
富山新港からのトランジット日数は釜山が約1.5日、仁川が約5日、高雄が約18日。豪州第1寄港地であるBrisbaneへの所要日数は約35日。
オセアニア航路に投入されているのは、Gearbulkの第5世代船であるD/W5万5700トン級のオープンハッチ型在来船(写真)で、40トン揚力のガントリー・クレーン2基を自装しており、また船倉がボックスシェイプ型のため荷役効率が高く、貨物ダメージが少ない。結露防止の除湿装置も完備している。
ギアバルクサービス(株)
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