西日本鉄道（西鉄）は2月4日、オーストラリア物流企業の全株式を取得し子会社化する、と発表した。買収後に「NNR Global Logistics Australia PTY LTD」へと社名を変更して国際物流事業本部（NNR Global Logistics）の21番目となる全額出資の海外現地法人として2016年3月からの営業開始を予定する。アジア・オセアニア地域ではベトナム現法に次ぐ9番目の現地法人となる。
　西鉄は日豪EPA（経済連携協定）や TPP（環太平洋パートナーシップ協定）による貿易の活性化が見込まれるオーストラリアを、今後も継続的な国際物流の荷動きが期待できる地域と捉え、従来からSydney駐在事務所を構えて、現地での市場調査や情報収集などを行ってきた。地場物流企業を買収により、オセアニア地域での取扱量の拡大と、国際物流ネットワーク（空運、海運）の充実を図って、高品質な輸送サービスの提供を目指す。

NNR Global Logistics Australia PTY LTD
　本社所在地 ：Sydney
　営 業 拠 点 ：Sydney、Melbourne
　従 業 員 数 ：14名
　事 業 内 容 ：航空貨物および海上貨物の利用運送事業、通関業