名古屋港管理組合は2月5日、東京・品川のホテルにメーカー/船社/フォワーダー/港運代理店など約1000名を集め、名古屋商工会議所/名古屋港振興協会など関係団体との共催による恒例の“名古屋港懇談会”を開催した。
名古屋商工会議所会頭で名古屋港利用促進協議会の会長も兼任する高橋治朗・名港海運会長(写真右上)が、15年の総取扱貨物量は若干減ったが14年連続の日本一を維持し、貿易額も616兆9000億円と全国の11%あまりを占め、貿易収支では6兆円を超える黒字となった。昨年暮れには15年ぶりに港湾計画を改訂し、港湾機能の強化を推進していく」とあいさつ、また名古屋管理組合の近藤隆之・ 専任副管理者(写真右下)が、「平成30年代後半(2025年ごろ)を目標にした港湾計画の改訂では、完成自動車基地である金城ふ頭は大型完成自動車への対応やクルーズ・フェリー機能の強化を、またコンテナターミナルの飛島東部/飛島南部/鍋田ふ頭は、大水深化やバース拡張・延長で大型船の受容力を強化して年間370万TEUのコンテナ取扱量をめざす」と述べた。
続いて、2016年4月に名古屋コンテナ埠頭(NCB)と合併して埠頭運営の効率化をめざす名古屋港埠頭の生田正治社長(写真右中)が、「先行する京浜港や阪神港に学びながら、名古屋も戦略港湾として続きたい」とあいさつし乾杯の音頭をとった。