ジャパンエキスプレス（本店：横浜、以下＝JEX）は2月12日、主要事業のうち海外引越を商船三井ロジスティクス（以下 MLG）に、それ以外の全事業（物流事業、倉庫事業、不動産事業等）を（株）宇徳に、それぞれ事業譲渡する方針で検討・協議を行う旨、当事者間で基本合意したと発表した。
　今後、当事者間の交渉を経て、株主総会決議を得た後に正式決定となる。現時点では2016年7月1日付けの事業譲渡を目指している。
　3社はともに商船三井のグループ企業。JEXの株式は商船三井が84.04％を所有しているほか、宇徳が12.95％を所有している関係にある。
　JEXは港湾運送業、貨物運送取扱業、貨物利用運送業、倉庫業、通関業、海外引越業、保険代理店業、不動産業などを実施している。 従業員数は102名で、2015年3月期の売上高は50億3800万円。
　事業を譲渡される宇徳では、事業統合による物流サービスメニューの充実、事業規模拡大で、物流市場における競争力強化が期待できるとしている。