日本通運はこのほど、カンボジア発の複合輸送サービス「NEXSAO - CAMBODIA SAT」に2月20日から、ハンガーキットを取り付けたハンガー輸送を追加した、と発表した。
日通の「NEXSAO - CAMBODIA SAT」は、カンボジア→ベトナムHochiminh間をダブル・ライセンスを取得した自社トラックによりクロスボーダー陸送して、Hochiminhから日本まで海上輸送するスピードと安全性を重視した高速複合輸送サービス。
追加サービスはハンガー専用のコンテナではなく、通常の海上輸送コンテナにハンガーキットを設置することで、ハンガー専用コンテナの運用を待つ必要がなく、顧客のスケジュールに合わせて、いつでも出荷が可能。また、カンボジアの縫製工場から日本まで、コンテナ内に吊るしたまま輸送を行うことにより、箱詰めによる衣類のシワもできなくなるといったメリットがある。
カンボジアの工場側では、梱包作業・梱包資材が削減され、日本の店頭においては開封の手間がかからず陳列・販売ができるといった、アパレル産業の輸送需要に合わせたサービス強化を行ったもの。