APM Terminals(APMT)は2月18日、ブラジルSantos港で運営する“Brasil Terminal Portuario(BTP=写真)”で2016年に入り2つの荷役新記録が生まれた、と発表した。2月10日に同CTに寄港した6328TEU型船MSC Geneveの荷役において、1時間あたり206本のコンテナをハンドリングすると同時に、ガントリークレーン1基単位の1時間あたりの処理本数が44本に達し、総計1928本のコンテナを処理したもの。クレーン1基あたりの従来記録は2015年1月に記録した35本だった。
同CTは、APMTとMSC系のターミナル運営会社Terminal Investment Limited (TIL)の合弁により、2013年11月から運営されており、2015年は前年比35%アップの114万TEUという貨物取扱量を記録している。南米最大のコンテナ取扱を誇るSantos港の2015年取扱量は370万TEUで、BTPはSantos港で最大コンテナターミナルとなっている。