商船三井(MOL)は2月17日、(株)シップデータセンターと協力して、運航船の船上データの送信と蓄積のトライアル(イラスト参照)を開始すると発表した。
MOLは運航船の船上データを収集し、海上ブロードバンドを利用して船陸双方でリアルタイムに情報を共有する環境づくりを進めている。
MOLの運航船から得られる船上データをシップデータセンターへ送信、蓄積することで、舶用メーカー、造船所、船級、研究機関など海事クラスター全体のビッグデータ利活用の体制作りに協力し、海事産業全体のイノベーションを支援していく。
MOLでは、蓄積されたビッグデータを解析することで、安全運航支援、環境負荷低減、適切な船舶管理、高品質の船員教育などに役立つ、総合的な船舶運航支援ネットワークの構築をめざす。