Zim Integrated Shipping Servicesが3月24日に発表した2015年(1〜12月期)業績は、欧州関連航路の運賃低迷などで売上高が前年比12.0%という大幅ダウンの29億9100万ドルにとどまったものの、燃料費削減や航路運営の効率化、組織のスリム化など構造改革の取り組みが奏功し、EBITDA(金利+減価償却費+税引前営業利益)が前年比87.1%増の2億1700万ドルと大幅な利益増を達成、営業利益率は前期(3.4%)から倍増の7.2%へと収益力の大幅アップを達成した。最終利益も前年の1億9800万ドルもの赤字から、700万ドルの黒字へと転換している。
積み高が2%ダウンの230万TEUで、コンテナ1本あたりの平均運賃も9%ほどダウンの1126ドル/FEUとなったが、資産のオフバランス化や、船隊管理のフレキシビリティ向上による効率化などで収益力アップを実現した。
Zimでは、「柔軟性のある船隊運用などライトアセット型のビジネスモデルが、現在の厳しいマーケット状況には特に適している」としている。