日本郵船（NYK）は4月11日、神戸を基点に志布志／大分／徳山／大竹／水島／伊予三島の各港とを結んだ内航サービスを開始して、主要外航定期航路に接続した九州・瀬戸内地域発着のサービスを拡充する、と発表した。新たな内航サービスは、井本商運の運航サービスを利用するもので、水島と大竹は週2便、それ以外の港は週1便を提供する。
　NYKは従来から、博多／門司／松山／広島（それぞれ週2便）から神戸間における内航サービスを提供するほか、愛媛オーシャン・ライン運航による日台間サービスからのスロットを利用したKSX（Kyushu Setouchi Express）も提供している。
　日本〜台湾間貨物はKSXで提供、ほかの仕向け・仕出し国とは神戸を基点にした主要港母船サービスへの接続を軸に、瀬戸内・九州を発着するコンテナ輸送需要に対応している。

▪NYK・西日本内航サービス
1）門司・博多航路
　　神戸（月）〜門司／博多（火）〜神戸（水）
　　神戸（金）〜門司／博多（土）〜神戸（月）
2）松山航路
　　神戸（金）〜松山（土）〜神戸（月）
　　神戸（水）〜松山（木）〜神戸（金）
3）広島航路
　　神戸（火）〜広島（水）〜神戸（木）
　　神戸（金）〜広島（土）〜神戸（月）
4）志布志航路
　　神戸（金）〜志布志（土）〜神戸（月）
5）大分航路
　　神戸（金）〜大分（土）〜神戸（月）
6）徳山航路
　　神戸（金）〜徳山（土）〜神戸（月）
7）伊予三島航路
　　神戸（月）〜伊予三島（火）〜神戸（水）
8）水島航路
　　神戸（月）〜水島（火）〜神戸（水）
　　神戸（水）〜水島（木）〜神戸（金）
9）大竹航路
　　神戸（月）〜大竹（火）〜神戸（水）
　　神戸（水）〜大竹（木）〜神戸（金）