日本海事センター・企画研究部が5月16日に発表したContainer Trades Statistics Ltd. (CTS)の統計による「アジア〜欧州間の2016年3月コンテナ荷動き」は、往航が前年同月比21.6%増の119.9万TEUで、13ヵ月ぶりのプラス。1〜3月累計でも1.4%増となっている。
最大の仕出国である中国が28.7%増と3ヵ月ぶりのプラスとなり、韓国(12.6%増)やベトナム(17.2%増)も前年比を上回った。上位国が回復傾向にあるなか、日本は6.3%減と3ヵ月連続のマイナスとなり、低迷している。
仕向地ではイギリス(30.2%増)、ドイツ(21.2%増)、オランダ(21.1%増)、フランス(12.8%増)、イタリア(23.3%増)などの上位国に加え、ほとんどの国でプラス水準となった。
復航は10.0%減の55.5万TEUで、7ヵ月連続のマイナスにとどまっている。
2015年3月 西航 119万 8678 TEU (前年比 21.6%増)
東航 55万 5493 TEU (前年比 10.0%減)
1〜3月累計 西航 360万 8969 TEU (前年比 1.4%増)
東航 158万 8758 TEU (前年比 5.6%減)