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MSCが日本フィーダー“ORIGAMI”を東西2ループ分割で寧波T/Tを短縮
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MSCが日本フィーダー“ORIGAMI”を東西2ループ分割で寧波T/Tを短縮

 Mediterranean Shipping Co.(MSC)は日本発着カーゴを東西遠洋航路母船に接続させる日本専用フィーダー“ORIGAMI”を6月下旬から、現行の2隻/14日ラウンド配船から1隻追加した3隻/21日ラウンドに変更、日本側の寄港を阪神・中京ループ(ORIGAMI太郎-Leg1)と東日本・博多ループ(ORIGAMI花子-Leg2)に分割した8の字ラウンド運航へと改編する(表参照)。
 この改編により、母船への中継ハブである寧波(Ningbo)への各港からの輸送日数が短縮される。名古屋→寧波が現行の9日から3日、四日市が8日から4日、神戸が10日から6日、博多が3日から2日など、寧波へのトランジットタイム(T/T)短縮と接続ロスの効率化により、接続させる遠洋母船の前倒しが可能になる。
 投入船は現行のMSC Annick(3987 TEU)とMSC Natalia(3940 TEU)のほかに、3隻目の4000 TEU型を投入する(船名未定)。
 また新たに大阪と東京への寄港も開始され、関東から九州までの太平洋ベルトの8港をカバーする体制により、輸出入の双方で日本市場により注力していく姿勢を打ち出す。
 なお新規寄港となる東京/大阪の入港バースは、青海A-3と夢洲コンテナターミナル(DICT)C-10/12で、オペレータはともに住友倉庫。
 新スケジュール第1船は、太郎ループが寧波ETD 6月24日(金)〜大阪6月27日(月)-28日(火)〜神戸6月28日(火)〜四日市6月29日(水)-30日(木)〜名古屋6月30日(木)-7月1日(金)〜寧波ETA 7月4日(月)と寄港のMSC Annick(Voy.未定)、花子ループが寧波ETD 6月28日(火)〜御前崎7月1日(金)〜東京7月2日(土)〜横浜7月3日(日)〜博多7月5日(火)-6日(水)〜寧波ETA 7月8日(金)と寄港のMSC Natalia(Voy.未定)となっている。

Last Update : 2016/05/19