中国遠洋運輸集団(Cosco Group)と中国海運集団(China Shipping Group)の合併会社である中国遠洋海運集団(China Cosco Shipping Group)のコンテナ事業を行うCosco Container Lines(Coscon)は5月16日、全世界のコンテナ各航路を統合していくスケジュールを発表した。
6月15日からアフリカ/南米東岸、6月27日から中国国内、7月18日から北米、7月25日から欧州(大西洋航路含む)、8月1日から中東/南米西岸/豪州/日本/韓国などその他の航路を統合していく。
また、China Shipping Container Lines(CSCL)のオペレーション管理を新システムに統合。統合後はCosconがブッキング、コンテナのピックアップ・返却、インボイス発行などの各種サービスを提供する。B/LもCosconに統一される。
Cosconではすでに5月15日から、東アジアや東南アジアなどの航路を統合し、Coscoグループの東南アジア配船社Cosco Container Lines South East Asia(Coscon SEA)がCSCLのサービス配船や管理を開始している。
日中航路についても、CoscoグループのShanghai PanAsia ShippingがChina傘下のShanghai Puhai Shippingの買収を完了し、8月から日中航路のコンテナサービスをPanAsiaに統合。Puhaiは日中サービスから撤退すると発表している。