フランス船社CMA CGMは5月20日、2016年第1四半期(1〜3月期)業績を発表、売上高が前年同期比15.3%減の34億ドル、Core EBIT(税引き前経常利益)は前年同期の4億600万ドルのわずか0.7%にすぎない300万ドルと激減、当期損益は4億600万ドルの黒字から1億ドルの赤字に転落した。最終赤字は15年4Qから2四半期連続。
大西洋や北米航路での集荷拡大で積み高は3%増の320万TEUと増えたが、主力のアジア〜欧州航路の取扱量が減少、また史上最悪レベルの運賃水準により収益が悪化した。
業績悪化を受け、今後18ヵ月で10億ドルのコスト削減を実施して、収益力の回復を図るとしている。