財務省は6月9日、第11回輸入通関手続きの所要時間調査の結果を公表した。
これは2015年3月9日〜3月15日までの1週間に、16官署(特例申告貨物8官署)を対象としてNACCSを使用して行われた輸入申告から海上貨物・約2900件を無作為抽出、また、期間内のすべての特例申告貨物・約900件について調査を行ったもの。
それによると、海上貨物における税関への輸入申告から輸入許可までの通関所要時間は、前回調査時(2012年)と比較して0.2時間短縮の平均2.4時間だった。ちなみに、船舶の入港・搬入を経て輸入許可までの総所要時間の平均は59.5時間(前回調査は60.7時間)と1.2時間短縮した。
また、AEO輸入者の特例申告貨物の通関所要時間については、前回調査の0.1時間から0.0時間に短縮している。