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MOLが就航船にSOxスクラバー搭載へ、汚染物質規制の国際ルールに対応
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MOLが就航船にSOxスクラバー搭載へ、汚染物質規制の国際ルールに対応

 商船三井(MOL)は、日本海事協会/南日本造船/三和ドック/バルチラジャパンと5社共同で、就航船へのSOxスクラバー(硫黄酸化物の除去装置)搭載の検討を始めた。
 現在、北米などの大気汚染物質放出規制海域では硫黄含有量が0.1%以下の燃料油を使用する必要がある。それ以外の一般海域でも、2020年もしくは2025年には燃料油の硫黄含有量上限が、現行基準の3.5%から0.5%へ引き下げられる見込み。
 SOxスクラバーを使用すれば、低硫黄燃料を使わずにSOx排出規制を満たすことが可能となる。MOLでは、構造上他船種と比べて搭載難易度が高い自動車船を対象とし、なおかつ新造船と比べ搭載がより困難とされる就航船で検討を進める。

Last Update : 2016/06/10