琉球海運(RKK)は6月下旬、九州・那覇〜高雄RoRo航路で、日本のトレーラ(駆動車部分を除く)に台湾の仮ナンバープレートを付けて、台湾の仕向け地まで一貫輸送するシームレス物流を実施した。
同航路の専用船みやらびII(2万2600総トン)に、6月24日(金)に那覇で積み込んだRKK所有の40’トレーラ2台とウイング式トレーラ1台が、高雄に6月26日(日)到着後、台湾の仮ナンバープレートを付けて同国内を走行したもの(写真は台湾を走行するウイング式トレーラ)。
RKKはことし5月、日本ナンバーの同社トレーラ8台について、仮ナンバーで台湾国内を走行できる許可を台湾当局から取得しており、今回、初めてこれを利用した輸送を実施した。この方式では台湾到着後に現地トレーラへ貨物を積み替える必要がないため、輸送時間の短縮/コスト削減/カーゴダメージのリスク低減などのメリットがある。