商船三井(MOL)の北米東岸航路に投入している1万TEU型コンテナ船MOL Benefactorが7月1日、実入り貨物を積載した商用コンテナ船として初めて、新パナマ運河を通航した。6月26日の開通式では、Coscoのコンテナ船Cosco Shipping Panamaが新パナマ閘門を通航したが、商用ベースのコンテナ船としてはMOL Benefactorが通航第1船となったもの(写真)。
同船は2016年3月竣工の“新パナマックス”型船(全長336.96m×全幅48.2m)で、MOLが所属するG6アライアンスのアジア〜パナマ運河〜北米東岸航路(NYX)船として、66に青島を出港、630にパナマ太平洋側に到着、71日に新パナマ運河(大型閘門)を大西洋側に抜けてNew Yorkへ向かった。