井本商運は7月6日、新造コンテナ専用船みさき(1870D/Wトン、199TEU積み)の進水式を広島県の小池造船海運で開催した(写真)。同船はことし10月初旬に引き渡され、東日本航路に就航する予定。
本船は、中速主機関駆動軸発電機(PWM装置付)を装備し、軸発単独使用に加えて独立した発電機との並列運転を常時可能とした。主機関は、発停時、入出港時において常時C重油の使用が可能。
艙内には、防爆ファンや防火構造隔壁を装備したうえ、バウスラスターを電動モーター駆動にしたことで、艙内の危険物積載区域が拡大され、艙内と暴露甲板上合わせて83TEUの危険物コンテナを積載できる。リーファー・コンテナも最大56本の輸送が可能となっている。