イラン国営海運会社Islamic Republic of Iran Shipping Lines(IRISL)は、イランに対する国連の制裁解除に伴い、2013年以来中断している日本への定期船寄港を近日中に再開する。
これに伴い、IRISLのコンテナ船部門が民営化されたHDASCO(Hafez Darya Arya Shipping Co.) および、民営化された在来船部門Sapid Shipping Lineの日本総代理店にアトラスシッピング社(坂本和男社長、東京中央区入船 TEL 03-6222-8633)を起用した。
IRISLは国連制裁解除後に急速な船隊整備を進めており、現在、HDASCOは1100〜6600TEU積みのコンテナ船26隻(総船腹量9万3000TEU)を保有し、一方のSapidも2万2000〜2万4000D/Wトン級の多目的船15隻を運航しているという。
代理店のアトラスでは、制裁以前は日本からイラン向けに、自動車のCKD、一般雑貨、鋼材、機械などが輸出されており、 日本の経済協力が再開すれば、こうした荷動きの復活が見込めるとしている。