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Hapag-LloydとUASCがコンテナ船事業の統合契約を締結
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Hapag-LloydとUASCがコンテナ船事業の統合契約を締結

 独船社Hapag-Lloyd(HL)と中東船社United Arab Shipping Company (UASC)は7月18日、コンテナ船事業の統合契約を締結したと発表した。統合に必要な関係各方面の承認を前提とするもの。
 今回の統合が実現すれば、運航船237隻/運航規模160万TEU/年間輸送量1000万TEU/年間売上高120億ドルの世界のトップ5にランクされる、コンテナ船社が新HLが誕生することになる。

 また、UASCの株主であるカタール国営投資ファンドQatar Holding LLC(新HLでは株式の14%保有)とサウジアラビア王国の公的投資ファンド(同10%保有)が、現HL側のCSAV Germany Container Holding GmbH、HGV Hamburger Gesellschaft für Vermögens-und Beteiligungsmanagement mbH、Kühne Maritime GmbHとともに、新HLの主要株主となる。

 HLでは統合完了から6ヵ月以内に、新株発行により4億ドルの増資を実施する計画。そのほか、中東ドバイに同社5つ目となる地域センターを設立し、2017年4月以降は新たに結成されるTHE Alliance(HJS/HL/KL/MOL/NYK/YMで構成)のメンバーとして、基幹航路を運営するとしている。
 なお、HLではUASCとの事業統合により、4億ドルのコスト削減効果を見込んでいる。

Last Update : 2016/07/19