Mediterranean Shipping Co.(MSC)は7月25日、コンテナ貨物のモニタリング・ソリューションを開発・提供するフランスのベンチャー企業TRAXENS社(本社:Marseilles)に、仏船社CMA CGMに続いて出資することを発表した。役員も派遣、また今年第4四半期中にTRAXENS社のモニタリング機器をMSC船隊に搭載開始する予定。
TRAXENS社は輸送中のコンテナの位置やステータス(温度/湿度/振動/衝撃/盗難リスク/通関情報)をリアルタイムで把握するソリューション開発を行っており、昨15年2月にはCMAが同社に出資したほか、昨夏からはCMAの1万8000TEU型船にTRAXENS社のリアルタイム・モニタリンク・システムが搭載されている。
CMAに続くMSCの出資により、世界のコンテナ船隊の25%を占める450万TEU相当の船腹が新ソリューションで把握できる結果となり、ビックデータ活用によるTRAXENS社の技術革新につなげるとともに、モニタリング・データの有効活用により船社としての顧客サービスの高品質化へつなげる。
MSCのDiego Aponte社長兼CEOは、「船社同士はサービスで競合関係にあるが、技術革新の分野では有効に提携することができる」とコメントしている。