TOPページ
郵船ロジのインドネシア法人がJakarta空港の通関・配送で医薬品輸送の品質認証
 次の記事:(8/3) 日通が中国EC最大手アリババグループと業務提携
 前の記事:(8/3) にしてつ広州現法が新事務所へ移転

郵船ロジのインドネシア法人がJakarta空港の通関・配送で医薬品輸送の品質認証

 郵船ロジスティクス(=YLK、水島健二社長)は8月3日、インドネシア法人PT. Yusen Logistics Indonesiaが、医療・医薬品における輸送品質基準であるGDP(Good Distribution Practice)認証を取得した、と発表した。取得したのはJakartaスカルノハッタ空港を発着する航空貨物輸送に関する通関、配送業務においてで、インドネシアの物流企業では初の認証取得となる。
 輸送品質はGDPガイドラインに沿って運用され、ガイドラインに準拠し、定期的なスタッフのトレーニング及び点検などを実施することで、医療・医薬品における輸送の安全性が担保されるというもの。
 例えば、YLKが提供する医療・医薬品の配送サービスは、配送中のリスク評価を行ったうえで納入ルートを決定する。
 温度マッピングを行った輸送車輌を使用し、輸送中においても温度逸脱を防止すべくモニタリングを実施する。また保冷車輌を含めた自社輸送車輌ではGPS追跡機能によって配送状況の管理も行います。また、通関サービスは自社のスタッフが行い、通関の迅速化と品目内容のシステム管理化で正確性の向上を図っている。
 YLKはグループ中期経営計画”GO FORWARD, Yusen LogisticsーNext Challengesー"でヘルスケアを産業別強化セグメントと位置付けており、2015年9月にアムステルダムでGDP倉庫を開設し配送網を充実させるなど、欧州地域を中心に医療・医薬品物流サービスの拡充を行ってきた。
 今回のインドネシアでのGDP認証を取得したことをきっかけにアジアでの展開を加速、欧州で培った実績とノウハウを活かした安全・確実・迅速な物流サービスをグローバルで提供していく。

Last Update : 2016/08/03