釜山港湾公社(BPA)の禹礼鍾社長は7月27日の現地記者懇親会で、「釜山新港の運用効率を高め、海運会社へのサービスレベルを高めるために新港の5つのコンテナターミナル(CT)が1つのターミナルのように運営できるような対策を進める」との方針を明らかにした。
釜山新港はCTごとに運営会社が存在するため、CTをまたいだ積み替え効率が低いという問題を抱え、とくに荷揚げした積み替え貨物を別のCTに移す場合、荷役料と付帯サービスなどに費用が発生するため船社からの不満が多いという。
そうした問題の解決に向けBPAは、新港の北側埠頭と南側埠頭の中間に位置する多目的埠頭の機能を転換し、CT間を移動する積み替え貨物の通路とアジア域内を運航する船社のフィーダー専用埠頭として使用することで、南北各CTの一体運営を可能にする。
その第1弾として8月から、多目的埠頭の岸壁側にトレーラが相互通行できる10m幅員の道路を確保し、北側埠頭のPNITターミナルと南側埠頭のHPNTターミナルとの間での相互通行を可能にする。10月までに残りのターミナル間でもトレーラーの通行を可能にする方針。
また、釜山北港の4つのターミナル運営会社を1つに統合する作業は最終段階に来ており、8月中には統合するための最終的な合意に達し、10月には統合法人が発足される見込みだという。
禹社長は、「究極的に釜山港が積み替え貨物拠点港としての競争力を維持するためには、新港の全体ターミナルを1つに統合することが必要。来年には具体策をまとめたい」と述べている。