現代商船(HMM)は9月28日、Maersk LineおよびMediterranean Shipping Co.(MSC)で構成する“2M VSA”に参加する覚書(MOU)を7月に締結して以降の、現在までの協議経過を発表した。
それによると、9月7〜8日の2日間、スイスGenevaでHMMを含む3社協議が行われ、本契約書の作成のほか、航路計画や船社・航路ごとの個別シェアなど、VSA提携の詳細を協議したという。
2017年4月からの本格サービス開始に向け、10月末までにサービスの内容・詳細を確定させ、11月末までに本契約を締結して参加が最終決定する見込み。その後はFMC(米国連邦海事委員会)を含む主要国の承認を得る手順としている。なおVSAの契約期間は、2025年1月までを予定しているという。
なおHMM筆頭株主として再建・経営正常化に取り組んでいる韓国産業銀行(KDB)は、9月21日に顧客や債権者向けの声明を発し、HMMの経営安定化に向けた支援を継続する方針を明らかにした。
その中でKDBは、同じ韓国籍の韓進海運(HJS)の経営破綻に関する報道でHMMに対して生じている懸念や不確実性、混乱を認識しているとした上で、これまで行ってきた財務健全化策や新たな経営体制により、HMMは安定的な経営を取り戻し、将来的にも着実な成長を実現できるとの見解を持っているとしている。
その上でHJS破産後の世界的な海運危機を乗り越えるため、韓国政府とも密接に連携しながら、HMMが韓国フラッグ船社として質の高いサービスを持続的に提供できるよう支援を継続するとして、顧客や債権者にも協力を呼びかけている。