Maersk Lineは10月20日、国際的な経済制裁の解除手続きが進んでいるイランを発着するサービスを約5年ぶりに再開する、と発表した。
8000万人という中東2位の人口と、世界2位のガス埋蔵量、世界4位の石油埋蔵量という豊富な天然資源に加え、4億人の人口を擁す広大なCIS諸国のゲートウェーとしても期待できるイランに対し、Maerskの大型船隊と豊富な輸送機器でグローバル・ネットワークと結び、優れたトランジット・タイムによるウイークリー・サービスを提供していく、としている。
Maerskは現在のイラン発着コンテナ市場を年間70万FEUと分析、同国GDPは今後2年で5.8〜6.7%の成長が見込まれるため、コンテナ市場としても大幅な成長が期待できると予測する。そうした成長の受け皿となるべく、60年前に遡るというイランでのサービス提供の伝統を生かしながら、安定したサービスを実現していく。
具体的には、Maerskのアラビア湾内ハブとして、いくつものグローバル・サービスを寄港させているJebel Ali(アラブ首長国連邦)を拠点に、対岸に位置するイラン主要港Bandar Abbasとをウイークリー・フィーダーで結んでグローバル・ネットワークと接続したサービスを提供する。フィーダーの定曜日スケジュールは、「Jebel Ali金〜Bandar Abbas金-土〜Jebel Ali土」となる。
Maerskでは同フィーダーに接続するグローバル・サービスとして、欧州・西地中海・黒海方面がME1/ME2/ME3の3ループ、極東アジア方面がAE1/AE11/AE15の3ループ、東南ア・紅海がHorn of Africaループ、東アフリカ・南西アフリカがMasika Express/Mesawaの2ループなどを予定している。
写真は再開記念イベントでのMaerskイラン・チーム。