茨城県および茨城県港湾振興協会連合会はこのほど、都内ホテルに船社や港湾・物流関係者、荷主など650人を集め「いばらきの港説明会 2016」を開催した。茨城県土木部から沢田勝・部長(写真)の冒頭あいさつに続き、同県港湾(日立、常陸那珂、大洗港、鹿島港)の近況が大要以下の通り報告された。
・昨15年の取扱貨物量は、前年比1.1%減の8993万トンと微減したものの、震災前(2010年)の8968万トンを上回った。コンテナ貨物取扱量も昨年は3万1849TEUで、震災前の水準を超えている。
・日立港区では今3月に東京ガスのLNG基地が完成、常陸那珂港区では、中央ふ頭で整備していた水深12メートルの耐震強化岸壁が、今4月に供用開始された。
・鹿島港では、興亜海運の韓国航路がことし7月に開設、約5年ぶりに外貿定期コンテナ航路が復活した。また、同9月には井本商運が運航する商船三井専用の国際フィーダーも開設された。
・商船三井フェリーが1日2便運航している大洗〜苫小牧間フェリー航路を運航では、2017年5月・8月に夕方便の2隻に新造船が投入される予定。
セミナーでは茨城港の利用者として、MOLジャパンが商船三井の常陸那珂・鹿島〜京浜フィーダー(井本商運の運航)について説明したほか、信越化学工業が中国・インド向け塩化ビニル樹脂の輸出で鹿島港を利用している事例を紹介、また日立に新車整備センターを置き車両の国内輸送を行うメルセデス・ベンツ日本が、同港区の利便性を説明した。