商船三井(MOL)は11月24日、東京の本社で恒例の年末メディア懇親会を開催した。
池田潤一郎社長(写真)は冒頭あいさつで2016年を振り返り、「EU離脱、米大統領選でのトランプ氏勝利、マイナス金利、など“サプライズ”の多い1年だった。ことしMOLとして業界に与えたサプライズのひとつは邦船3社のコンテナ事業統合だといえる。この統合をコンテナ事業からのスピンオフと受け取る向きもあると聞くが、それは誤解だ。新会社稼働までの1年半、3社ともにより高い収益性・競争力をもつコンテナ船事業の創出に向けて、まい進していく」と語った。
また、2017年度以降の同社方針については、「競争力の高いポートフォリオ経営を柱とする。この競争力とは、顧客に信頼され、選ばれることだと考える。顧客にとって使い勝手が良いサービスの提供/環境対応・安全運航の徹底を行うことで、“ストレスフリー”な海運事業を展開する」とした。
そのため、「安全運航・環境負荷低減の技術プロジェクトである“船舶維新NEXT〜MOL SMART SHIP プロジェクト”を策定した。これに基づき、今後の新造船に、高度安全運航支援および環境負荷低減の各分野における技術を1件ずつ搭載し、竣工後、1年ごとに実運航での効果検証を行う」と語った。