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GWG Logisticsが連雲港で開催の“一帯一路”促進の国際会議で問題点を提起
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GWG Logisticsが連雲港で開催の“一帯一路”促進の国際会議で問題点を提起

 中国が国策として進める“一帯一路”政策の推進の一環として、大陸横断鉄道輸送いわゆる“チャイナランドブリッジ”(CLB=写真=)の利用促進を図る国際会議・展示商談会「中国(連雲港)シルクロード国際博覧会」が、さる11月16〜18日に江蘇省連雲港(Lianyungang)で開催された。昨年に続く3回目の開催で、日本からは主催委員会の招待を受けたGreen World Groupロジスティクス(GWG、北島清一社長)が唯一の日系物流企業として出席した。
 800名の参加者を集めた初日の開幕式では、連雲港市/江蘇省政府の首脳や中国貿促会の王 錦珍副会長らのあいさつに続き、カザフスタン国鉄(KTZ)の物流子会社KTZ ExpressのKanat K. Alpysbayev会長、ルワンダのCharles Kayonga駐中国特命臨時大使、中国外運長航集団(Sinotrans & CSC)の董 建軍・副董事長、マレーシアのTan Yang Thai駐上海総領事がアジェンダ発表を行った。
 午後は実務者レベルによる討論会形式のフォーラムが開催され、KTZ Express/Heung-A Shipping/Sinotrans/連雲港管理者/Hamburg港/大学教授などのパネラーが活発に意見交換を行ったという。質疑応答では、GWGから「日本発貨物が取り込めない理由のひとつとして、中国税関のトランジット貨物に対する取扱いの障害が大きい」との問題提起がなされ、中国側からは「指摘された内容を十分に検討して問題解決に当たりたい」との回答があったという。GWGとしてもスムーズな輸送の実現に向け、継続的に輸送スキームを確認していく、としている。
 CLB輸送は、中国から中央アジアまで約10日、ドイツなど西欧エリアでも15〜20日程度で輸送できるスピードが魅力だが、トランジット通関や複合輸送アレンジでの障害に加え、海上運賃の低迷も手伝って本格的な利用拡大には至っていない。GWGでは、「日本側ですべての輸送がコントロールでき、リアルタイムで貨物トレースができる“ジャパン・クオリティ”の確立に向け、Sinotrans始め関係機関とも調整を重ねていく」と意欲を見せている。

Last Update : 2016/11/29