Maersk Line/Mediterranean Shipping Co.(MSC)/Hyundai Merchant Marine(HMM)の3社は12月11日、3社間の相互スロット交換やスロット購入からなる新たな戦略協定を締結した、と発表した。3社協定はMaerskとMSCの2社によるVSAである“2M”の枠外で行われるが、HMMはスロット交換・購入の範囲で2Mサービスへの参加が可能になる。なお現在MaerskとMSCの相互が結ぶ船舶チャーターと、MaerskとMSCのそれぞれがHMMにチャーターする船舶の運航は現行のまま引き継がれる。
協定期間は3年間(延長オプション付き)で、各国当局などの承認を得た上で、2017年4月から新協定に基づくサービスを開始する。新協定に基づいたサービスの詳細は2017年早々に発表される、としている。
Maerskは発表で、「韓国有力船社との新たな提携で、現行の2Mのサービスが特に太平洋トレードの部分で強化される」としている。
HMMは7月14日付けで、Maersk/MSCの“2M”に参加へ向けた覚書(MOU)を締結して参加交渉を進めてきた。だがHMMがHJSサービス資産の買収の可能性を探るなど船腹規模が確定していない状況から包括VSAによる加盟交渉が難航し、10月末にはいったん決裂したとのウワサも流れた。
だがHMM再建を主導する韓国産業銀行(KDB)の債務保証などもあり、Maersk/MSC側が部分的な参加の方向で交渉に応じたものと観測されている。