日本郵船は1月20日、東京都千代田区の東京本社で新春メディア懇親会を開催した。冒頭にあいさつした内藤忠顕社長は「昨16年はパーフェクトストームに見舞われた年だった。2月にはBDI(バルテックインデックス)が過去最低を記録したことに始まり、8月の韓進海運の経営破綻、10月の邦船3社のコンテナ船事業統合など、世の中がどちらに進むのか見えない状況だった」と振り返った。
「11月から変わってきた。黒い雲しかなかったところに、その裂け目が見えてきて、遠くに島影が見えるようになった。パーフェクトストームが大底を打ち、海運市況も戻ってくる過程にある。すぐに青天を期待せず、18年以降の青天を期待して進路をしっかり真っすぐにとり、行きたい方向に向かっていく年にしたい」と語った。
また、一番の懸念として、米国の新大統領就任を挙げ「非常に不安という見方もあれば、これを機に世界景気が良くなるという見方もあり、決して悲観論、不安ばかりをイメージしてはならいと考えている」と述べた。
続いて工藤泰三会長が乾杯のあいさつし、「日本海運業界は不況慣れをしている。130年を超える歴史のなかで、幾度となく不況に直面したが生き延びきてきた。海運業界はこのDNAを最も長く太く持ち続けている。間違いなく日本の海運は生き残れると思っている」と乾杯の音頭をとった。