Pacific Int'l Lines(PIL)は創立50周年を記念して3月16日、シンガポールのホテルで世界代理店会議と、来賓を招待したパーティーを開催した。
代理店会議では世界130以上の国・地域から関係者が一堂に会し、50周年の歴史を振り返るとともに首脳陣から経営戦略についての説明が行われた。
席上、PILのS.S. Teo社長は、「今後、海運市況は改善していくだろうと楽観している。当社のアジア〜北米間サービスの実績は、この3年間で倍増した。そうした状況下で、1万1800TEU型コンテナ船12隻のシリーズ建造を計画している。完成すれば、それらの船隊は北米航路に投入することになるだろう。今のところ、アライアンス参加は考えておらず、当面は単独路線を歩む。定航業界においてメガキャリアを目指すより、中堅キャリアとして堅実に地位を築いていきたい」とビジョンを語った。
同社の運航規模は邦船3社が事業統合した時点で、コンテナ船社として世界第12位となる。現在の年間輸送実績250万TEUのうち、半数は中国発着コンテナが占めているという。夜のパーティーでは中国船社Coscoとの戦略的提携の調印式も行われ、現状でのアライアンス参加は否定したものの、Coscoとの提携は進める姿勢を示した。
PILは南太平洋航路のMariana Express Linesをはじめ、Advance Container LinesやPacific Direct Lineといった船社も傘下に収め、世界2位のコンテナ製造会社Singamasも擁している。
PILとMarianaの日本総代理店マリアナシッピングジャパンの社長として出席した本田誠二氏は帰国後、「アフリカをメーンにPILの日本における営業活動を様々な分野にわたり拡大していく」と述べた。
写真は代理店会議の会場風景。右下はパーティーで、PILのライナー部門担当の上級取締役兼Marianaの経営トップを務めるYvonne Lim氏(右)とマリアナシッピングジャパンの本田社長(左)。
