サウジアラビア/アラブ首長国連邦(UAE)/バーレーン/エジプト/イエメンなど中東諸国が6月5日、カタールと国交を断絶したことに伴い、海運界にも影響が出ている。
関係者によると、サウジアラビア/UAE/バーレーンなどは、カタールからの船舶の入港を禁止する措置に出ており、これら中東諸国とカタール間の海上直航ルートが停止している。このため、中東コンテナ航路の配船社の大半が、カタールの主要港であるHamad発着のサービスを休止している。
現在、日本からのコンテナ航路ではカタール直航サービスはなく、UAEのJebel AliやKhor Fakkanなどでトランシップ(T/S)して、Hamad港へ輸送するのが一般的な海上ルートとなっている。
そのため、配船社ではすでに本船上にあるカタール向け貨物のT/S港をシンガポールやインドなどに変更して、輸送する方法を模索している。また、UAEなどのT/S港に陸揚げ済みのカタール向け貨物についても、難しい対応に迫られている。
そのほか、自動車船などが中東の複数港に寄港する場合、カタールを抜港しないと、その他の中東港へ寄港できないため、寄港地の見直しが必要となるケースがでてきそうだ。