商船三井(MOL)は7月19日、新造する2隻にClassNKコンサルティングサービスが提供する次世代型機関状態監視システム“ClassNK CMAXS”を搭載すると発表した。
ビッグデータを活用した運航モニタリングシステムにより、乗組員(人間)が気付かない機関の異常の予兆を検出し、機関トラブルの未然防止や運航停止時間の極小化で、コスト低減を実現する。
2隻には主機関や発電機関・補機類を一括して運用・管理するシステムである“CMAXS共通プラットフォーム”上に、三井造船の主機関向けデータ分析機能“CMAXS e-GICSXを搭載し、ダイハツディーゼルの発電機関向け機関運用支援サービス“CMAXS-LCA”を組み合わせる。
また、発電機関に搭載する遠隔監視センサを従来機関より数・種類ともに充実させることで、“CMAXS-LCA”による発電機関に対するより的確な状態監視と効果的な自動診断を目指す。MOLの“船舶維新NEXT〜MOL Smart Ship Project〜”の一環。