CMA CGMは7月17日、世界最大のリーファー専門輸送業Seatradeグループと新しい船腹共有協定(Vessel Sharing Agreement=VSA)を締結したと発表した。
CMAのPAD航路と、SeatradeのMeridian航路を統合し、欧州大西洋岸/米国東岸/中米/太平洋諸島/オーストラリア/ニュージーランド(NZ)/ペルー/カリブ海を結んだ新航路を10月からウイークリーで開設するもの(競争当局の承認が条件)。
新サービスには、CMAとSeatradeに加え、仏船社のMarfretも参加する。投入船は2200〜2500TEU型船13隻(CMA:6隻、Seatrade:6隻、Marfret:1隻)で、フルーツや肉などの冷蔵品を輸送するのに適した600基のリーファー・プラグを備える。
寄港ローテーションは、Zeebrugge/London Gateway/Rotterdam/Dunkerque/Le Havre〜New York/Savannah〜Kingston/Cartagena〜Papeete/Noumea〜Brisbane/Sydney/Melbourne/Nelson/Napier/Tauranga〜Pisco(Paita)〜Kingston〜Philadelphia〜Zeebrugge。
北欧や米国東岸からPapeete、Noumeaにウイークリーの直航便を提供するほか、NZから米国と欧州への唯一のリーファー・サービスとなる。