鴻池グループのKonoike-General, Inc.(以下KGI)が、米カリフォルニア州South Gate市に建設を進めてきた冷凍・冷蔵倉庫が竣工を間近に控え、7月7日に竣工記念式典(内覧会)が開催された。9月にはKGIが近隣に有する現倉庫から貨物の移管を完了し、本格稼働を開始する予定。
新倉庫は省電力・節水型の新型冷凍システムを屋上に設置、天井から冷気を庫内に循環させることで冷却効率を高めているほか、冷却に利用するアンモニアの量を大幅に削減するなど、環境にも配慮している。敷地面積は1万7000m2、延床面積7706m2、収容パレット数は約1万3000基、庫内は5室分割(冷凍・冷蔵温度帯可変)でドックシェルター11基。主に冷凍庫では肉、濃縮還元果汁、冷蔵庫では果物、濃縮還元果汁および乳製品などを取り扱う。
KGIではLong Beach地区で冷凍・冷蔵倉庫業を行っているKonoike-Pacific California, Inc.やKonoike-E Street, Inc.などのグループ企業と連携して、新倉庫をグローバル定温物流ネットワークの北米拠点として機能させるとしている。