日本郵船(NYK)/商船三井(MOL)/川崎汽船(KL)は7月31日、2018年3月期の第1四半期決算(17年4月1日〜6月30日)の連結決算を発表した。各社コンテナ船部門の17年3月期と18年3月期の第1四半期(1Q)業績および、18年の業績予想は表のとおり(▲はマイナス)。
NYKとKLの1Q実績は経常ベースで黒字化し、MOLは赤字幅が大幅に改善した。前年同期に比べ経常損益は、NYKが145億円、MOLが53億円、KLが184億円それぞれ改善し、3社とも定航業績は上向いた。
欧州航路が堅調な荷動きに支えられスポット運賃が上昇したほか、北米航路も堅調な米国経済に支えられて荷動きが好調で、中南米航路も船腹需給の引き締まりにより、運賃市況が回復するなど、航路環境が改善したことで収益も回復基調を示している。