境港貿易振興会は8月8日、都内ホテルに船社／港運業者／荷主などの関係者を集めて、「境港利用促進懇談会」を開催した。

　振興会の会長を務める中村勝治・境港市長（写真）は冒頭のあいさつで、「境港は昨16年に国際定期コンテナの取扱貨物量、クルーズの寄港数・旅客数で過去最高を記録した。また、境港を拠点とするDBSクルーズフェリーの乗客数はことし4月に累計で20万人を突破した」と境港の近況について説明するとともに、関係者に謝辞を述べた。
続いて、東海大学海洋学部の合田浩之・特任教授による講演のほか、境港貿易振興会事務局による港湾の機能強化や助成制度に関する説明が行われた。

　境港は昨16年のコンテナ取扱量が2万4924TEU（前年比6.2%増）と2年連続で過去最高を更新し、クルーズ寄港も33回、乗客3.9万人と過去最多を記録。

　現在、竹内南地区に国内RoRo船や大型クルーズ客船にも対応した貨客船ターミナルを2019年度の利用開始に向けて整備、貨客需要の増加に備えている。