OOCLの日本支社は8月1日、横浜はしけ運送事業協同組合のバージサービスを利用して、リーファーコンテナ(レフコン)20FEUを東京港青海埠頭から横浜港本牧埠頭へ横持ち輸送した(写真)。貨物は米国西岸のTacomaから輸入された加工冷凍野菜。バージに電源を積載し、冷凍ユニットを稼働させたままドレー輸送するのはOOCLでは初めて。
京浜地区ではリーファーコンテナ輸送に必要な発電ユニット(MGセット)を備えたシャシーが少ないため、一度に大量輸送が可能なバージ利用のメリットは大きい。なおかつ、トラックドレーで課徴される電源代やモニタリングフィーなどがかからず、温暖化ガスの削減効果もある。
今回の電源は建設現場用の箱型の大出力発電機だったが、OOCLでは次回から電源として、Aggrekoの20’型MGセットを使用する予定という。同社では近い将来、輸出や川崎CY向けリーファー貨物でも、バージの利用を検討している。