住友商事は8月10日、米州住友商事会社を通じて、米国の事業用トラック輸送向けデジタルマッチング型物流ブローカーTransfix, Inc.に出資すると発表した。出資額は数億円規模になるとしている。
Transfix社は2013年創業のNew Yorkに拠点を置くスタートアップ企業。オンライン上のマーケットプレイスを提供するだけでなく、自ら契約当事者として輸送サービスを提供している。
同社が独自に開発したソフトを利用することにより、荷主はPCやタブレット・携帯端末を使って貨物の所在地をリアルタイムに確認し、個別分析データなども活用することができる。トラック業者はドライバーの管理や、業務改善を図れるとしている。
米国のトラック輸送市場は約7250億米ドルの規模で、テレマティクス化やサプライチェーンの可視化需要への対応などのテクノロジーも進化している。