センコーは8月22日、神奈川県を拠点に関東地区で貨物自動車運送事業などを行う安全輸送株式会社（本社：横浜市）の全株式を取得し、2017年10月上旬をめどに子会社化すると発表した。

　センコーは2017年8月9日付けで安全輸送と株式譲渡契約を締結。安全輸送は、冷凍・冷蔵の食品を中心に日用雑貨や工業製品なども輸送しており、5ヵ所の物流センターを運営している。保有車両は小型から中型・大型まで約400台にのぼり、車種もアルミバン車や冷凍・冷蔵車など幅広い。

　センコーでは、安全輸送を子会社化することで、特に神奈川を中心とした西関東地区の車両・作業員増強により、輸送効率の向上や事業拡大を図るとしている。一方、安全輸送は、センコーの生産・顧客基盤の活用による事業領域の拡大を目指し、食品分野では、センコーグループのランテックとの連携で、3温度帯物流の強化・ 拡大を図るとしている。