A.P. Moller-Maersk A/Sは8月21日、同社傘下でガス・石油事業のMaersk Oil & Gas A/S(Maersk Oil)を仏の大手石油開発のTotal S.A.に74.5億ドルで売却すると発表した。
Maerskグループでは、以前からエネルギー事業の本体からの分離といったグループ再編を検討しており、今回のMaersk Oilの売却はこうした事業ポートフォリオ改編の一環としている。今後は主力であるコンテナ船や港湾運営といった運輸・物流事業に経営資源を集中させていく方針。
Maersk Oilの売却については関係当局の承認を得て、2018年の第1四半期までに手続きを終える予定。