米船社Matsonは9月2日、米西岸〜ハワイ・グアム〜中国航路(CLX)で沖縄の那覇寄港を開始した。写真は同日、那覇に初寄港したMaunalei(2500TEU)。
CLXは2200〜2600TEU積みコンテナ船5隻によるウイークリー・サービスで、従来寄港していた華南の厦門に代えて、那覇への寄港を開始したもの。
CLXの新寄港ローテーションはLong Beach〜Honolulu〜Guam〜那覇〜寧波〜上海〜Long Beach。
米西岸・ハワイから那覇までの所要日数は、Long Beach:17日、Oakland:18日、Seattle:21日、Honolulu:11日で、Long Beach→那覇は既存のサービスより4日間トランジット・タイムが短縮される。
一方、那覇発・東航はLong Beach:14日、Oakland:17日、Seattle:33日となり、那覇→米西岸では業界最速のサービスとなるとしている。
Matsonでは寄港開始にあたり、沖縄代理店にEkistics EpiCenter, Inc.(EEC、Inc.)を任命した。Matsonは1882年設立で、太平洋航路で最も早くコンテナ船サービスを開始したことで知られる。現在、米西岸/アラスカ/ハワイ/グアム/ミクロネシア/南太平洋地域でサービスを行っている。運航船隊はフルコン船/RoRo・コンテナ両用船/バージなど、自社船21隻とチャーター船6隻からなる。