台湾のEvergreenが台湾国際造船(CSBC)に発注した10隻シリーズ・2800TEU型コンテナ船の1隻目となるEver Bliss(写真)が8月末に竣工し、このほどアジア域内航路に就航した。同船は今後、日本〜台湾〜海峡地航路(NSD)に投入され、10月に日本への初寄港を予定している。
Bシリーズと呼ばれる同型船10隻は、2015年にCSBCとオーダー契約が結ばれ、全10隻が2018年前半までにデリバリー予定。同シリーズ船は全長211m×幅32.8m×ドラフト11.2m、幅広で喫水の浅いアジア諸港に適した仕様だという。また、電子制御燃料効率モデルによるNOx排出量の削減やバラスト水処理装置のほか、低抵抗塗料の使用による省エネルギーなど、最新鋭のエコシップになっている。