商船三井(MOL)は9月28日、韓国の大宇造船海洋の玉浦造船所で建造した世界最大のFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)をMOL FSRU Challenger(写真)と命名した。
同船はLNG貯蔵容量が26万3000㎥と世界最大で、10月に竣工したのち、トルコ向けFSRUプロジェクトに投入され、2017年中に操業を開始する。
FSRUはFloating Storage & Regasification Unitの略で、低温で圧縮して輸送されるLNGを、洋上でLNGタンカーから積み下ろし、常温・常圧化(再気化)して貯蔵し、さらにパイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ浮体設備。
MOLは邦人企業として唯一FSRUを保有・運営し、今後LNG需要の拡大が見込まれるアジアや中南米地域などで、LNGの二次輸送やLNG燃料供給事業にも積極的に取り組んでいくとしている。
MOLは9月に、インド西岸グジャラート州のLNG受入ターミナル建設・運営プロジェクトにおいて、同州ジャフラバード地区沿岸に防波堤・桟橋を備えた港湾を建設して、FSRUとFSU(浮体式LNG貯蔵設備)を係留し、FSRU上でガス化されたLNGを陸上へ送出する事業(操業は2020年前半予定)への参画を表明しており、FSRU関連事業への取り組みを強めている。
